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住宅ローンを組んだほうが家賃より支払いが安かったりする。安くなるようにしたほうがいいんだけど。
しかし、住宅ローンといってもたくさんあって、何がいいのか、判断は難しい。住宅メーカーの中には、短期的に金利が安い製品を勧めてくることもあるけど、それは危険性も大きい。ほんと家売ることばっかり考えて・・
その人のライフスタイルによるので、それも間違いとは言い切れないのがまた難しい。
この金利なら大丈夫と思って低金利ローンを組んだら、ローン本体以外の支払いが発生して実は高くついたり。
実際私は借り換えをした。そんな中で思う、おすすめ住宅ローンの選び方、今回はそんな話。
住宅メーカーが一番勧めてくるのがこの10年固定。
大抵は、「10年間金利は変動しませんよー、その後は変動金利に移行するので、変動金利で払い続けるか、また10年固定を契約してね」という内容。
10年固定のメリットは金利の低さと、10年間同じ金額というちょっとした安心感。
固定の期間が10年しかない分、35年固定のフラット35などより金利は低い。
しかし、問題点が2つほど。
住宅ローン、10年で普通は払い終わらないのでその後どうしようかと。
よく言うのが、「10年後でも大きな金利上昇はありえない。大丈夫ですよ」という売り文句。
実際、過去10年を振り返るとそれほど大きな金利上昇は無い。大体0.5%範囲での上下だ。過去10年、それほど景気はよくなかったからね・・そりゃ低金利だよ。
しかしこの0.5%が案外曲者。
2010年現在、10年固定の金利は安い銀行で、さらに金利優遇サービスを適用して約1.74%。0.5%あがると、2.24%・・フラット35の金利を超えてしまう。
しかも、フラット35にはフラット35Sの適応がある(詳しくは後述)。これが適応されれば最初の10年間、は金利が1%引かれる。10年固定より低金利・・・。さらに11年目から20年目までは0.3%引かれる。
10年固定に金利のメリットは無いな・・
このサービス金利とは、今なら基準の金利から数%割り引きますよというもの。
当銀行を給与振込先に指定すると、今なら1%金利をお安くします、などというサービスがある。さてこのサービスの適応期間はいつまでか?
もちろん契約終了まで。
変動金利で35年間の契約なら35年間有効。10年固定なら最初の10年だけで終わり。
10年後も同様の金利優遇サービスが存在しているのか?誰にもわからない・・・_・)ン?
10年は固定だから安心でしょ?という売り文句だが、こうやって調べるとどこが安全なのかさっぱりわからない。
と、金利でも安全性でもまったくメリットが感じられない10年固定。実は2008年当初は10年固定がお得だった。最も金利が低い変動型との差があまり無い上に、20年以上の長期固定金利は割高だったためだ。
しかし、長期固定の金利が下がり、お得な金利優遇サービスも登場したことで、その長所は無くなってしまった。
こんな状況の中、10年より短い短期固定なんて・・・選ばないでしょ┐(´ー`)┌
2010年にリニューアルされたフラット35はやはり人気らしい。
2009年も結構金利は下がっていたが、2010年の金利の低さはすばらしい。ほかの銀行の10年固定より低金利だったりする。。
2010年現在、最も低いところで2.06%。その他安めの銀行なら約2.2%程度を設定している銀行が多くある
そして、フラット35Sの魅力が大きい。2009年のフラット35Sとは比べ物にならない。フラット35Sは長期優良住宅に適応される。ハウスメーカーはもちろん、多くの工務店で長期優良住宅に該当する家を作ってもらえるので、ぜひ該当する家にしよう。該当する建物はエコ住宅なので光熱費が安い家になる。ローン金利に光熱費まで下がるのだから、フラット35を検討するなら絶対にはずせない。
住宅ローンで節約・節税。賃貸の家賃より得でも出した計算だが、2500万円の借り入れで、金利2.2%の場合、
上の計算は11年目以降は2.2%で計算しているが、実際は11年目から20年目までは金利が0.2%下がるのでもっと安い(フラット35のシミュレーションで11年目からの0.2%優遇が計算できなかった・・シミュレーションできないじゃん)。
ある安めのネット銀行で、20年固定で金利優遇サービス適応後の金利が2.385%・・・。フラット35のほうが金利が低い。その上で10年間1%優遇されると1.2%。これ以上無いくらい魅力的に見えるが・・ちょっと待った。
フラット35はフラット35Sが適応されるのなら非常に魅力的なのは上記のとおりだが、よく調べないと痛い目にあう。
まず同じフラット35でも銀行によって金利にかなり差があること。各都道府県で見ると第一地銀より第二地銀の方が金利が低いことが多い。さらに全国展開しているネット銀行系はもっと安い。ただネット系の銀行は直接担当者と話したり、窓口で相談するといったことができないのがつらいところ。金利とサービスをよく見て銀行を選ぼう。
そして金利以外に発生するお金。
通常フラット35の支払いとは別に毎年「団信」の保険金が発生する。団信とは団体信用生命保険の略で、ローン支払い者が死亡した場合などにローンを返済してくれる保険。
フラット35以外の、銀行独自のローンは団信の加入が必須なのが普通。もし契約者が死亡や重病になったとき、銀行は担保の家をもらうより、保険金で支払ってもらったほうが都合がよいからね。
フラット35は団信の加入が任意。入らなくてもお金が借りれる。住宅金融支援機構(フラットの提供元)は太っ腹というかなんというか。
しかしまぁ普通入るでしょ。そうしないともしものときに家族に大きな借金を残してしまう。
フラット35の団信保険料(正確には特約料という)は毎年1回支払う。金利2.2%で2500万円借りた場合、1年目が8万9500円、2年目が8万8200円・・・結構高いのだ。毎年1500円から2000円ほど安くなっていくが10年目でも7万2700円発生する。7万8000円ほどと考えて、それを12で割ると6500円。ローンの返済額に月々6500円支払いを上積みして考えたほうがよい。(正確な金額は特約料支払いシミュレーションで計算できる)
6500円((( ;゜Д゜)))、結構高い。
フラット35は魅力はあるが、銀行選びと団信は要注意。特に団信の保険料は案外高い。
そして私はフラット35から銀行系のローンに借り替えた。
フラット35で気になるのが団信の保険料だった。でもそれって銀行のローンでも同じでしょ?って。
いや、それが違う。団信保険料が不要というローンがある。ローン金利に含まれていたり、銀行が持ってくれたりだが、とにかく保険料が発生しないのだ。
探すには各銀行のローンをよく調べるしかない。
保険料が無料となれば、後は契約期間と金利の問題だ。
10年固定のところでも書いたが、金利の優遇サービスというのがある。
「当銀行を給与振込先にしてくれたら○%金利を引き下げますよ」というもの。10年固定では10年後にサービスがあるかわからないので論外だが、より長期の契約になるローンならその期間中ずっと割り引かれるのでかなりお得。
でも長期固定は金利が高いし・・・。いやいや、固定にこだわる必要は無い。
長期固定でなくとも契約期間が続くものに変動金利がある。変動金利で35年契約を結べば、35年間金利優遇サービスが適応され続ける。
これで、10年固定のように優遇サービスが終わってしまう不安は無い。
変動金利は確かに今後の金利上昇というリスクは負う。しかし、過去10年で上昇したのは0.5%。この10年で見れば大きな変動は無かった。
フラット35から、金利1%前半(優遇サービス)、団信保険料不要のローンに切り替えたのだが、これで年間12万円も節約できた ∑(°д°ノ)。私の場合ローンの半分にしかフラット35を適用していなかったので(半分は別の団体からの借り入れ)、全額フラット35だった場合それ15万円以上の節約になっていただろう。
また、もし金利が1%上昇しても、それでも契約していたフラット35より低金利。これはかなり安全な範囲┐(´ー`)┌
それでも今後のリスクはゼロとはいえないが、今かなり得している。毎月1万円も安いなら、このリスクの金額として十分すぎるのではないだろうか。金利上昇に備えてこの分貯金してもいいわけだし┐(´ー`)┌
何だか異様に長くなってしまったが、2010現在で考えうるお得なローンは
といえる。
ネット銀行、地方銀行、都銀、どれでもいいとは思うが、私は地方銀行。
フラット35で利用した銀行から「お得なローンが出たんで、お客様の場合借り換えにはメリットがあると思いますよ」って営業にこられた。
借り替えて正解だと、心から思うから、私の場合、地銀にしておいてよかった(´∇`)