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1歳過ぎて、いろいろ野菜を食べさせようとがんばるがこれがなかなか。そんな中、あまーく調理したサツマイモはわが子のお気に入り。
砂糖を使わず、サツマイモ本来の甘さをしっかりと出しつつしっとり仕上げる、それでいて誰でもできる簡単なサツマイモクッキング。今回はそんなあまーい話。
2011年1月6日、サツマイモの調理法を少し変更。
さて、幼児食も進んでくると食べられるものの幅が広がるが、好き嫌いも激しくなってくる。好き嫌いって言うか、食べムラ?、気分・_・)?
とにかく、食べない物が増えてきた。
うちの場合は野菜を食べない。それまで大好きだったニンジンもだめ。大根もだめ。レンコンもちも食べなくなった・・orz。
なんとか野菜を食べさせたい。そんな中、絵本で出てくるおいも(サツマイモ)に興味を持ち始めた。
ためしに味噌汁にサツマイモを入れてみたけど、やっぱりだめ。
あきらめないぞ・◇・)
生のサツマイモは楽しそうに持って遊んでるじゃないか。
楽しさとおいしさをかね揃えた、サツマイモ調理だ(・◇・)ノ。
まず、甘くないとおいしくない。甘く調理しなくてはならない。
焼き芋とサツマイモのてんぷら。焼き芋のほうが断然甘い。味噌汁に入れたサツマイモも焼き芋ほどは甘く無い。
これは糖化という現象のため。
糖化とはある物質が甘い糖分に変わること。サツマイモの場合、サツマイモのでん粉が糖に変わる
甘さは、どれだけ多くのでん粉を糖化させるかにかかっている。
この糖化はサツマイモ内部の糖化酵素の働きによるものだ。糖化酵素は約60℃程度で最もよく働く。60℃~80℃で調理してやると甘くなる。
石焼芋もこれをうまく利用してあり、石は熱いが、サツマイモの内部は70℃程度になっている。
というわけで、家庭でもちょうどいい温度を保ってやれば甘いサツマイモの出来上がりだ。
温度を保つ理由は二つ。ひとつはもちろん芋に火が通らないといけないから。生じゃ食べられない。
もうひとつは酵素の反応時間。糖化反応が進むのにも時間がかかる。
適温で長時間加熱してやれば甘くなるわけだ。
焼き芋を家庭で作る道具もあるようだが、まぁ私は普通の鍋で作る。専用の道具にはかなわないが、鍋でもかなり甘くできる。
さて、上記のとおり、比較的低い温度で長時間加熱しなければいけない。電子レンジに助けられている私だが、(電子レンジで簡単!男の離乳食作り参照)、今回は電子レンジは使えない。レンジなら物の数分で出来上がるから酵素が反応する時間が無いのだ。
で、作り方。(2011年、1月6日変更版)
とろ火でじっくり加熱。鍋はふたをしておこう。
茹でるだけ・・・だね(・∀・)ノ。
でもポイントがある。まず水(もしくはぬるいお湯)から加熱。熱いお湯を使って茹で始めると酵素が働かなくなる。これは高温では酵素が働かなくなるから(失活という)。簡単に言えば、酵素は生じゃないといけなくて、酵素が茹で上がっちゃうと力を失うってこと。ちなみに、茹で上がった酵素は冷やしても元に戻らない。
次にとろ火。酵素反応には時間がかかる。適温を長く保てば、保つだけ甘くなる。コンロで加熱するとどうしても80℃は超えてしまうので、どれだけ80℃をゆっくり超えさせるかが肝になる。最初に中火で加熱するのは調理時間を短くするため。水からとろ火で2時間加熱しても良い。(強火だと温度が高くなりすぎて失敗することがあるので、中火がお勧め。)
そして加熱後の待ち時間。お湯からすぐに取り出すと水分が蒸発していく。ある程度冷めるまでお湯の中に入れておいたほうがしっとりと仕上がる。
中までしっとり。甘そうな黄金色
切ったときに中まで均一な黄金色になっていたら成功。甘くてしっとりしたサツマイモになっている。
さて、こうして完成した甘いしっとりサツマイモを子供に見せたら大喜び。
子「おいもっ、おいもっ(>◇<)!」
手渡すと、喜んでかじりつく。
どんどん食べる。しまいにはおかわりまで
お父さん、感動だよ。(T^T)
思うに、子供が喜んで食べる理由に
があるのではないかと。甘い・しっとりといった食味も大事だけど、それ以上に楽しいってのがよかったんじゃないかと。
丸かじりって楽しいから。
子どのものころ、丸かじりのトマトって楽しかったしおいしかったもんなー。いまでも丸かじりのほうがおいしいと感じる。何だろうねこれ。
さて、野菜のおいしさを知った娘。台所でネギを見つけて
子「ネギ、ネギ(>◇<)!」といってネギを欲しがるので、渡してみると生で丸かじり!
子「・・・・・べー」
やっぱり、それは無理でしょ。┐(´ー`)┌