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エコキュートはその名のとおり、エコな給湯器。消費エネルギー量はガス給湯器より低い。
そのため、電気の消費量もかなり抑えられている。
しかしいろいろ設定を見てみるともっと電気代が節約できることがわかった。今回はそんなエコキュートの節約のお話。
機器のボタンの名称は、うちで使ってるコロナのエコキュートの記載です。他社の場合名称が異なることがありますが、同様の設定はできるはずです。探してね。
さて、エコキュートの節約方を理解するためにはまずエコキュートとはなんだろうということを簡単に知っておく必要がある。
エコキュートとは電気でお湯を沸かす給湯器だ。ただし、電気ポットのようにお湯を沸かしていてはとてもエコにはならない。とんでもない電気代になってしまう。
そこでお湯を沸かすのに使われているのがヒートポンプ。
ヒートポンプの仕組みはを解説すると長いので省略するが、ヒートポンプの代表的な製品といえばエアコン。エアコンの暖房でお湯を沸かしていると考えればよい。
その証拠に、エコキュートにもエアコンと同じような室外機が取り付けられている。
電気ポットでお湯を沸かす場合と比べると、なんと3倍もエネルギー効率が良い
最近のエアコンと言うのは結構効率の良いものなのだ(´∇`)。
でも・・・エアコンって使うと結構電気代がかかる。(・ω・)
エコキュート、本当に電気代が安いのか?と疑問になるのだが、そこにもう一つ電気代を安くしている仕組みがある。
エコキュートの本体は屋外にあり結構大きい。中身はお湯のタンク。ヒートポンプを使って沸かしたお湯をここにためておく。
このタンクが重要。
お湯としてとっておくのだからいつお湯を沸かしてもいいわけだ。
そこで基本的には電気料金の安い深夜にお湯を沸かし、タンクに貯蔵するように設定されている。
しかもタンクに入れておくお湯の量も無駄が出ないよう、日々の使用量を器械が記録してその日に必要な量予測して貯蔵している。
すごいぞエコキュート。ハイテク給湯器だ(・∀・)ノ
エコキュートはその仕組み上、すぐにお湯が沸くわけではないので貯蔵しているお湯がなくなると大変なわけだが、上記のとおり必要量を計算しているうえに、一定量を下回ると自動でお湯を沸かしてお湯を切らさないようにできている。これでタンクを空にするほど使ってもお湯がきれることは無いわけだ。
で、ここに節約のポイントがある(*´艸`)。
エコキュートは上記のとおりハイテクな野郎で、全自動でお得な時間にお湯を沸かし、量も計算するうえ、お湯を切らすこともない。
しかし、このお湯を切らさないシステムがもったいない(>◇<)
お湯の量が少なくなると自動でお湯を沸かしてタンクに貯蔵し始める。(このお湯を沸かして貯蔵することを”沸上げ”や”沸増し”という。)
これが無駄になることがある。いや、無駄が多い。(´Д`。)
例えば、夜9時、家事も入浴も全て終わりお湯を使うことはもうない。しかしお湯の残量がわずかだと沸増しが始まってしまう。
今日はもうお湯はいらないんだよ。電気代が安くなる23時からにしてよ(>◇<)
と叫びたくなる。
もしくは、残量はわずかでもあとはお風呂掃除だけ。沸増しするほどお湯はいらない。タンクは空になってもいい
そんな状況もある。
こんな状況でお湯を沸かさせないための設定があるのだ。
それが「深夜のみ」(・∀・)ノ
これはどんなにお湯が少なくなっても23時以降にしかお湯を沸かさないという設定。
こうしておけば電気代の高い時間帯にお湯を沸かすことが無いので電気代は安くなる。
そんなことしたらタンクのお湯がなくなるんじゃないのか?
いやいや、これが結構大丈夫。使用しているタンクのサイズにもよるが、おおよそ一日分は入っている。
でも、いつもより多くお湯を使ったりすると、やっぱり足りなくなるんでは?
たしかに来客や、急に寒くなった日など、予定以上にお湯を使う日もある。でも、タンクのお湯がなくなりそうなところまで来ると、音が鳴って知らせてくれるのだ。賢いやつめ( ^ー゚)
これがなってから「沸増し」ボタンを押してやれば、お湯を沸かしてくれる。しかも満タンではなく、最低限のお湯(満タンにすることもできる)。なので、とくにお湯がなくなる心配はしなくても良い。いままで我が家でお湯がなくなって困ったことはない。
しかも、ブザーが鳴ってからも結構お湯出るんだよね。さすがの安全設計(´∇`)
一回空にしてみようかと思って、ブザーが鳴ったあと、沸増しせずにお風呂掃除と食器洗いをしたのだが、それでもお湯が出続けて無くならない。
お湯を使う量が減れば、沸かす量も減って電気代が安くなる。節水ということなので水道料金も安くなる(・◇・)ノ
日々の節水は大事だが、エコキュートの設定で節水することができる。
一つ目はお風呂の湯量。
エコキュートで湯張りボタンを押すと、特に設定してなければバスタブにいっぱいお湯が張られる。初期設定は180リットルかな?この湯張りの量を減らしてやれば簡単に節水できる。
うちでは、湯船で子供が座っても大丈夫なよう、今は130リットルにしている。湯船で娘が正座するとちょうど肩までつかるかたち。
これで50リットルも節水できる。バケツにして約6杯分。トイレの水の使用量に換算すると2人~3人暮らしの家の約2日分に相当する∑(°д°ノ)。
次が保温時間
エコキュートのお風呂は、湯船のお湯が冷めてくると、自動でお湯が継ぎ足されて温かさを保つようにできている。なので、この保温時間が長ければそれだけ自動でお湯が使われてしまう(´Д`。)。
家族が入浴する時間分に合わせてなるべく短く設定しておくのがいい。また、入浴時にぬるいと感じた場合に「あつめ」ボタンを押せば熱めのお湯が継ぎ足されて湯船のお湯全体を温かくすることもできるので、保温時間を無しにするのもありだろう。我が家では保温時間は1時間に設定している
。湯船の湯量、保温時間、ともにお風呂側にある給湯器のパネルの「設定」から変えることができる。
最初に書いたが、エコキュートはそれだけでかなり効率のいい機械だ。
しかし機械に完全に任せず、家庭に合わせて調整してやればさらに節約ができる(・◇・)ノ
今回紹介したこの3つの節約のいいところは一度設定してしまえばあとは何もしなくていいところ(*´艸`)
やっぱりすごいぞ、エコキュート(・∀・)ノ