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NHKの子供番組に「日本語であそぼ」というのがあるのだが、これが秀逸のでき。番組の力というべきか、日本の名文の力というべきか。時に感動し、時に勇気付けられ、時に考えてしまう。
日本語であそぼは自分の心の教育だ。これって大人向けじゃないのだろうか?。今回はそんな話。
日本語であそぼは一応子供番組、、のはず。最初は子供向けに文字の形などを教える番組かと思っていた。確かにそんなコーナーもあるのだが、メインは日本の名文、名作、和歌などを面白く紹介すること。
あるときは歌で、あるときは方言でなど、子供も楽しく見ていられ楽しい構成比仕上がっている。有名どころのデザイナー、振り付け師を起用。出演陣も野村萬斎、神田山陽、KONISHIKIと豪華。いやー、さすがNHK。センスいいね。お金かけてるね。(・∀・)ノ。
さてさて、そんな豪華なつくりなので番組の完成度が高いのは言うに及ばずだが、そんな楽しく見てる中で日本の名文に触れるわけだが、これが感動してしまう。
ちょっと疲れているときに、ちょっとテレビでも見て休憩しようとおもむろに番組を見ていると、なんだか数々の言葉に力をもらってしまう。
過去の名作って、何がそんなにすごいのか今まであまり気にしてこなかったが、教科書に載る作家の作品って言うのはやっぱり違うんだなーと改めて感じる。
番組で感動した名文をいくつかご紹介。
「南無釈迦じゃ 娑婆じゃ地獄じゃ 苦じゃ楽じゃ どうじゃこうじゃと いうが愚かじゃ」
作者:一休宗純
とんちで有名な一休さん、大人になってからはアニメみたいなよい子ではなく破戒僧で、かなり破天荒な人生を送ったんですが、そんな彼の詩。
仏教徒でありながら娑婆・地獄を一笑するこの詩は一休さんらしいです。
つらいこと・大変なことに不満を言ったり、楽な生活を願ってみたり、そんな思いを持つだけ無駄だというわけです。
あぁー、一休、あなたすごいよやっぱり。(T^T)
そうだねよ。今置かれた現状を楽しむ。
上をただ願うのではなく、そうなるように今を必死に生きる、そんなことにこそ意味がある。(>◇<)
この詩を見るたびに、自分の未熟を感じてしまう。精進します・◇・)ハイッ!!
「私が両手をひろげても、お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、地面を速く走れない。
私が体をゆすっても、きれいな音はでないけど、
あの鳴る鈴は私のように、たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、みんなちがって、みんないい。」
作者:金子 みすゞ(かねこ みすず)
金子みすず、恥ずかしながら、日本語であそぼをみるまで知らなかった。
優れた詩を多く生み出しており、ほかにもいい詩が番組内で紹介されているが、なんと言ってもこの「私と小鳥と鈴と」が秀逸。
これがまた、曲をつけて歌として紹介されるのがいい。昔も曲をつけて、「みんなのうた」などで流されていたようだが、この日本語であそぼバージョンのほうが私は好きだ。
やさしい曲で、暗さも堅さも感じない。自然と覚えて口ずさんでしまう。
またね、これにあわせて動き回る子供がかわいくてさ。鈴の子が特にかわいいんだ、これが(´ー`)
よくこの歌を口ずさんで子供と散歩するのだが、なんだかとてもいい気分。
内容は「世界にひとつだけの花」と同じような感じだけど、金子みすずの詩のほうがすんなりと受け入れられて、そして心に響くのはなぜだろう?
それが洗練された名文ってことなのかなぁと思う。
「成せば成る、
成さねば成らぬ何事も。
成せぬは人の成さぬなりけり。」
作者:上杉 (うえすぎ ようざん)
成せば成る、の部分が以上に広まってるこの詩。それ以降の部分を知らない人も結構多いはず。
私の大学のころの友人は、「みんな成せば成るばっかり言ってる。”成さぬは人の成さぬなりけり”の部分こそもっと広まるべきだろう。」とよく言っていた。それも極端だと思うけど。(´Д`。)
部分だけ抜き出せといわれれば、私は”成さねば成らぬ何事も”が好き。
「あーだこーだと言ってみたところで、何も物事は進展しない。行動してこそ何か成しえることができるんだよ」というメッセージが伝わってくる。
こうしてみると、冒頭部分は楽観的で勇気をもらい、
中盤は行動する意欲をかきたて、
最後は少し厳しく戒める
うーん、非常に良くできている。さすが名文。(・ω・)
これ聞くと、すごくやる気が出てくる。不平なんて考える暇ないね・・┐(´ー`)┌
紹介しているときりがない。
高村光太郎の「僕の前に道はない。僕の後ろに道はできる」や
宮沢賢治の「雨にもマケズ」など。
聞いていると元気・やる気が出てくる名文が盛りだくさん。
職場復帰して日本語であそぼが見れなくなったのが残念。(´Д`。)
本当に力をもらっていたので、見れなくなることがちょっと不安だったほど。
DVD買っちゃおうかなー。